高脂血症
ドロドロ血液の原因の一つは高脂血症(こうしけっしょう)です。
高脂血症とは、血液中の脂質が高い状態で、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増えることで血液が凝縮され、粘り気を持ってドロドロになり流れが悪くなっている状態の血液です。
つまり、「高脂血症=汚れた血」と言えます。
粘性を持った血液は、血管壁に付着しやすくなります。血管壁に付着した血液が固まってたまると血管の弾力性が失われ、動脈硬化を引き起こします。血管を細くし、血液の流れが悪くなります。
血管壁に付着したものがたまると、血管の内部が細くなって血液の流れが悪くなります。その結果、心臓の筋肉に十分な血液が行き渡らないことで起こる心筋梗塞や、脳に十分な血液が行き渡らないことで起こる脳梗塞など、命に関わる重大な疾患を引き起こします。
コレステロールや中性脂肪は、脂肪の一種でありエネルギーを生産する役目を持っています。人体にとって大切なものですが、過剰に摂取されて体内に蓄積されると、悪影響をもたらします。
現在、食生活の欧米化に伴い、動物性脂肪の摂取量が増えたため、ドロドロ血液の人が増加していると言われています。しかし、ドロドロ血液は自覚症状がないため、気づきにくいのです。
症状が進んでから気づいても手遅れになりかねません。健康診断を受け、自分の血の状況をしっかりと把握したいものです。
なお、コレステロールの基準値は150〜220mg/dlです。高ければ、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病、低ければ、肝硬変などの病気の恐れがあります。
中性脂肪値の基準値は35〜149mg/dlです。高ければ肥満、糖尿病やアルコール性肝障害などの恐れがあります。
脂肪分を多く含む高カロリー食の摂取は、食べ過ぎないように気をつけましょう。